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杉本寺(鎌倉)


杉本寺 仁王門


 杉本寺(すぎもとでら)は
神奈川県鎌倉市にある
天台宗の寺院である。

 苔むした急な階段を
昇ると仁王門がある。左右に
仁王像が安置されている。

 さらに、両端の「十一面
杉本観音」の奉納旗の中を
登り切った所に茅葺き屋根
の本堂がある。

 さずが、鎌倉最古の寺。
多くの鎌倉の寺院とは
全く趣が異なる。風情ある
茅葺き屋根である。

 本堂には中央に本尊の
お前立の十一面観音、
左手に新十一面観音、
右手に毘沙門天を安置する。

 お前立像の裏側には
三体の十一面観音が
祀られている。

 左が開祖の行基作、
中央が慈覚大師・円仁作、
右が恵心僧都作とされる。

 ほのかな薄明かりの
中で見るその姿は一種
異様な独特の趣がある。

 鎌倉三十三箇所第1番
札所。また、坂東観音霊場
三十三番札所1番でもある。


杉本寺 本堂


所在地 鎌倉市二階堂903
山号 大蔵山
宗派 天台宗 
本尊 十一面観音
創建年 734年(天平6年)
開山 行基
正式名 大蔵山 杉本寺
備考 坂東三十三箇所・鎌倉三十三箇所第1番札所



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