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弘明寺(神奈川)


弘明寺 仁王門


 弘明寺(ぐみょうじ)は
横浜市南区にある
高野山真言宗の寺院である。

 京浜急行の弘明寺駅、
弘明寺商店街など横浜
地元に溶け込んでいる。

 仁王門の仁王像は早期
運慶を尊守する鎌倉仏師
の作、県下に遺る最古の
中世作と云われる。

 本堂の本尊・十一面
観音は本来秘仏であるが
現在は拝観できる。

 十一面観音はケヤキの
一木(いちぼく)造り
像高180cmの立像で
国の重要文化財である。

 主に関東地方から東北
地方に見られる鉈(なた)
彫りの典型的なものとして
有名である。

 鉈彫りとは丸ノミの
彫り痕(あと)を像表面に
残した彫り方である。

 明治の仏教寺院の弾圧
のなか、寺領、御朱印などを
新政府に没集される。

 無住職となり、住職系図
までもが紛失という苦難
の歴史がある。

弘明寺 地蔵尊


所在地 横浜市南区弘明寺町字山下267
山号 瑞應山
宗派 高野山真言宗 
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 (伝)737年(天平9年)
正式名 瑞應山 蓮華院 弘明寺
備考 板東三十三箇所観音霊場14番



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