称念寺(奈良)
称念寺(しょうねんじ)は
奈良県奈良市にある
浄土宗に寺院である。
称念寺という寺名の
寺院は全国にあり同じ奈良県
でも橿原市今井町にもある。
創建については
1168年(仁安2年)に
重源(ちょうげん)上人が
開山したとされる。
上人は平重衡の南都
焼討ちで打撃を受けた
東大寺再興の大勧進として
活躍したことで知られる。
本堂は江戸前期の建立。
市指定の文化財である。
堂内には本尊の阿弥陀
如来立像を安置する。
本堂前に「菊の香や
奈良には古き 仏たち」
という芭蕉の句碑がある。
奈良から大阪に向った
最後の旅の途中の句で県下
最古の芭蕉の句碑という。
かっての遊郭の地、
井原西鶴の「好色一代男」
竹格子の色街にある。
娼妓死亡の際の
引導寺だったとされる。
所在地 |
奈良県奈良市東木辻町49 |
山号 |
一心山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来立像 |
創建年 |
1168年(仁安2年) |
開基 |
重源上人 |
備考 |
芭蕉句碑 |
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