(仏像拝観)
国宝・十一面観音立像3体
滋賀県長浜市の向源寺
に属する渡岸寺観音堂の
国宝・十一面観音像立像。
聖武天皇勅願により疱瘡
の除災祈祷のため造立という。
やはり、どこか慈悲深い。
像高194cm、檜の一木造。
国宝であるが囲いもなく
前後左右から身近に拝観。
背後の暴悪大笑面には驚く。
奈良県桜井市の聖林寺
の本堂脇にある観音堂の
国宝・十一面観音立像。
像高209cmの木芯乾漆像。
左手に水甁を持つ。均整が
取れ男性的な感じがする。
アメリカの美術研究家の
フェノロサにより広く知られ
国宝第1号に指定される。
京都府京田辺市の観音寺
の本堂の厨子に安置する本尊
の国宝・十一面観音立像。
像高173cm、等身大の
一木式・木心乾漆造、金箔
仕上げの観音像。厨子を
開けてもらい身近に拝観。
聖林寺の十一面観音に
似るが全体的に穏やかで
優しい顔立ちである。
見応えのある十一面観音立像
3体3様の国宝を身近に拝観
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観音寺(京都) |
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