全国にある伽藍彫刻
お寺の本堂、山門など
の伽藍に施された彫刻は
古寺の魅力の一つである。
京都・奈良だけでなく
全国各地にも見られる。
北海道・函館山の麓に
ある高龍寺の伽藍は日本の
伝統的な木造建築で高い
芸術性が評価されている。
総欅造の八脚門、東北
以北最大の山門には獅子、
龍、鳳凰などの彫刻が
数多く施されている。
函館開港時代、米国の
ペリー提督も訪れ感嘆の
言葉を残しているという。
富山県南砺市の瑞泉寺は
彫刻の街「井波」にある。
伽藍の随所に井波彫刻師
による見事な彫刻が見られる。
特に太子堂は井波彫刻の粋が
凝縮して圧巻である。
東京・葛飾の柴又帝釈天
「男はつらいよ」寅さんゆかり
の寺にも見事な彫刻がある。
釈迦堂内殿の外部は東・北・
西の全面が装飾彫刻で覆われ
中でも法華経説話の10面は
見応えがある。
全国各地にある伽藍彫刻
芸術性、物語性にも注目
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柴又帝釈天(東京) |
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