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神社が寺に変身・神門寺


 神門寺(ごうどじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場18番札所である。
神門寺は珍しい寺号である。

 昔、この地に神社が
あったがいつの間にか荒廃。
社殿の前に大きな榊(さかき)
の木があったという。

 榊の枝は左右に分かれて
空に伸びて結びあい楼門のよう
だったので「神門」と呼んで
いたと云われる。

 村人は再興を願い神楽(かぐら)
を奉奏すると、巫女に霊験が
あり、「寺を建てよ」との
お告げがあったと伝わる。

 そこで村人は寺を建て
聖観音を安置して、寺に
生まれ変わったと云われる。

 修験寺の「神門山 長生院」
となり今宮坊に属し、その後、
神門が寺号になったという。

 今宮坊は今の秩父三十四
箇所観音霊場14番札所。

 近くの今宮神社と同じ
場所にあり、修験道総本山・
聖護院(京都)の直末寺院
として栄えたという。

 神社が寺に変身
  秩父霊場「神門寺」の誕生


 神門寺(埼玉)



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