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知恩院と除夜の鐘


 京都・知恩院は浄土宗
総本山。鐘楼の鐘は高さ
3.3m、直径2.8m、重さ70トン。
日本三大梵鐘の1つ。

 除夜の鐘は中国から宋代に
渡来し、今や大晦日から新年
にかけての定例行事である。

 通常は百八つ撞かれる。
108は人間の煩悩の数。
四苦八苦、4×9+8×9=108
を取り払う説などがある。

 他に月数の12、節気数の
24、候数の72を足した数108、
1年間を表す説もある。

 一般的には煩悩の数、
1年間の煩悩を取り払い
新年を迎える儀式とみられる。

 知恩院の除夜の鐘は
身を清めた僧侶達により
特殊な方法で撞かれる。

 親綱の撞き手が掛け声
「えーいひとつ」と発し
16人の僧侶が「そーれ」と
体全体で鐘を鳴らす。

 知恩院の除夜の鐘は
京都の冬の風物詩である。

 知恩院では一般の人は
参加できないが、全国
各地では一般参加型の
鐘突き風景が見られる。

 大晦日から新年へ
  百八つの除夜の鐘


 知恩院(京都)鐘楼



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