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(仏像拝観)
長谷寺の観音立像3体


 奈良・長谷寺は真言宗
豊山派の総本山である。

 本尊・十一面観世音菩薩
立像は高さ10mを超え右手に
錫杖、左手に華瓶を持ち
長谷寺形観音といわれる。

 一方、鎌倉にも浄土宗の
長谷寺がある。本尊は同じく
十一面観世音菩薩立像
像高は918cmと9m超す。

 長谷寺系の特徴である
錫杖を持つ。奈良の長谷寺
と同木から作られたという
伝説がある。

 2体のうち1体が海に
奉じられ三浦半島の長井に
辿り着き、これを元に開創
されたと伝えられる。

 他方、東京都港区西麻布に
曹洞宗の長谷寺がある。(はせでら)
でなく(ちょうこくじ)と読む。

 本尊は釈迦牟尼仏であるが
観音堂に十一面観音菩薩
立像が安置されている。

 像高は約10m、これまた
巨大である。同じく左手に
蓮華の宝瓶、右手に錫杖を持つ。

 通称、「麻布大観音」と
呼ばれ、江戸三十三箇所
観音霊場の第22番札所である。

 長谷寺の巨大な観音立像
  奈良、鎌倉、さらに麻布にも


 長谷寺(東京)麻布大観音



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