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浄土庭園


 浄土庭園は浄土思想の
影響を受け庭園と仏教が
結びついて築造された
日本庭園の形式の一つ。

 極楽浄土を表現する庭園
など「極楽浄土」の世界を
再現するものが多い。
 
 本堂や金堂などの建築物
の前に園池が広がり、池泉に
橋、中島、岩石などを配し
極楽浄土を表す工夫が見られる。

 京都府宇治市の平等院には
中島に阿弥陀堂(鳳凰堂)の
建つ阿字池を中心とする
浄土庭園がある。

 阿弥陀堂内には定朝作の
阿弥陀如来坐像を安置。

 池の対岸で堂の格子窓から
阿弥陀如来の顔を拝めるように
西方極楽浄土の世界を創出。

 岩手県平泉にある毛越寺
にも、大泉が池を中心と
する仏の世界・浄土を
表現した浄土庭園がある。

 浄土を表す遺跡群の一部
として世界遺産に登録される。

 他に、浄瑠璃寺(京都)、
龍泉寺(大阪)、称名寺(神奈川)、
白水阿弥陀堂(福島)などの
浄土庭園が知られる。

 浄土信仰による浄土庭園
  極楽浄土の世界を庭園で創出


 毛越寺(岩手)



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