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(仏像拝観)
彩色残る仏像


 奈良県大和郡山市にある
額安寺の本尊は十一面観音
菩薩立像である。

 室町時代の作といわれ
彩色が鮮やかに残り美しい。
ほぼ秘仏のような扱いで
保存状態が良好のためという。

 福井県小浜市にある
羽賀寺の本尊もまた十一面
観音菩薩立像である。

 10世紀初期の作とされ
造立当初の彩色がほぼ
完全に残っている。

 極彩色の仏像で知られ
若狭の仏像の中でも特に
有名である。これまた長い間
秘仏であったためという。

 一方、京都の東寺の五重塔。
特別公開で内部を拝観。

 心柱を大日如来に見立て
その回りに阿閦、宝生などの
金剛界四仏が安置されている。

 非公開で風化が抑えられ
金色が残り、仏像の本来の姿が
垣間見られた。また、柱などに
鮮やかな彩色の跡が残る。

 彩色残る仏像に共通する
ものは秘仏、非公開のため
風化が抑えられ保存状態が
良いことである。

 風化せず彩色残る仏像
  本来の仏像の姿を垣間見る


額安寺(奈良)十一面観音菩薩立像



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