国際色豊かな七福神
全国各地に七福神が
祀られている。福をもたらす
という七柱の神である。また
七福神巡りの風習もある。
さて、その七福神とは何か?
その内容は正に国際色
豊かな神々ではある。
「恵比寿」は大漁追福、
商売繁盛の神で日本古来の神。
「布袋尊」は唐代末期に
実在した契此という仏教の
禅僧に由来する。
「福禄寿」は福禄と長寿を
もたらす道教の神である。
「寿老人」は同じく道教の神で
南極星の化身の南極老人。
「大黒天」はインドのヒンドゥー教
のシヴァ神の化身マハーカーラ神。
日本古来の大国主命の習合。
「弁才天」はインドのヒンドゥー教
の女神であるサラスヴァティー神。
創造神ブラフマー(梵天)の妻、
ともされる。紅一点の神。
「毘沙門天」はチベットから
インドのクベーラ神へ。仏教に
取り込まれヴァイシュラヴァナ
として福徳増進の神。
日本古来は恵比寿だけである。
中国、インドなど、それも道教、
仏教と宗教を問わない。
国際色豊かな七福神
国、宗教を問わない、その起源
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大師寺(滋賀)彦根一カ所七福神 |
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