沖縄の寺院と琉球八社
沖縄には臨済宗と真言宗
の2派の仏教寺院がある。
かっての琉球王国では
臨済宗が厚遇されたが
真言宗でも琉球八社という
神社が併置された。
琉球八社は王府から特別
の扱いを受けた神社である。
安里八幡宮のみが八幡神で
それ以外は熊野権現を祀る。
沖縄の寺院は神仏習合の
神宮寺、別当寺として
発展するのが特徴である。
那覇の首里城近くにある
首里観音堂は臨済宗である。
那覇・護国寺は琉球の
真言宗総本山。明治の神仏
分離までは琉球八社の首座・
波上宮の神宮寺であった。
宜野湾市・神宮寺は
東寺真言宗。神仏分離までは
普天満宮の別当寺である。
那覇・神徳寺は真言宗。
八幡神を祀る安里八幡宮
の別当寺として開創。
八社のうち唯一八幡神を
祀る。琉球では八幡神は
外敵調伏の神として信仰
されていたと云われる。
沖縄の寺院と琉球八社
神仏習合の原型をみる
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護国寺(沖縄) |
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