三大阿弥陀堂
日本の三大阿弥陀堂は
平泉・中尊寺の金色堂、
宇治・平等院の鳳凰堂、
大分・富貴寺の大堂とされる。
阿弥陀堂は阿弥陀如来を
本尊とする堂である。極楽往生を
願う浄土信仰により建造される。
堂内は阿弥陀如来が住む
という極楽浄土を表現している。
また、壁などに極彩色
による極楽浄土の世界を
描いているものが多い。
中尊寺の金色堂は奥州藤原氏
初代・藤原清衡が1124年(天治元年)
に建立、国宝である。
金箔の巻柱、螺鈿など工芸
技術の粋が集結されている。
平等院の鳳凰堂は
関白藤原道長の子・頼通が
1053年(天喜元年)建立。
仏師・定朝作の阿弥陀
如来坐像を安置する。
堂と共に国宝である。
大分・富貴寺は平安時代、
宇佐神宮大宮司の氏寺として
開創。大堂(おおどう)は
貴重な平安建築として国宝。
壁や四天柱に阿弥陀
浄土図等が描かれている。
極楽浄土の阿弥陀堂
東北、京都、九州に分布
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富貴寺(大分)大堂 |
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