枯山水庭園
枯山水(かれさんすい)は
水のない庭、池や遣水など
の水を使わない庭園様式。
小石や白砂などで山水の
風景を表現したり、砂を
水面に見立て紋様で水の
流れを表すなどの特徴がある。
特に室町時代の禅宗
寺院で用いられ発展する。
世界的にも有名は龍安寺
の「石庭」は白砂に15個の
石をシンプルに配し独特な
世界観を表している。
一方、須弥山、釈迦三尊
等の石組、蓬莱山・鶴亀
などをモチーフに仏教の
世界観を表すことも多い。
霊雲院(京都)の「九山
八海の庭」は、遺愛石を
須弥山に見立て白砂の波紋を
山海とみなしている。
光明院の「波心庭」は
釈迦、阿弥陀、薬師の
三尊の石組が置かれている。
大仙院(京都)の
「書院庭園」は鶴島と亀島
の間の蓬莱山から流れ落ちる
滝が大河となっている。
「鶴亀の庭」は金地院
(京都)ほか各地で見られる。
水を使わず白砂と石組
独特な世界を演出「枯山水」
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龍安寺(京都)石庭 |
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