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あじさい寺


 梅雨時に咲く「あじさい」。
「あじさい寺」として
そのシーズンには参拝客で
賑わう寺もある。

 なかでも、明月院は
あじさいの名所、また、
先駆けで知られる。

 第二次世界大戦後の
人手不足で境内の手入れに
困り、比較的手のかからない
あじさいを植えたという。

 戦後の苦肉の策が、今は
あじさいの名所となった。

 また、あじさいの咲く
梅雨時は気温変化が激しく
医療未発達の時代には
多くの病人・死者が出た。

 そのために死人に
手向ける花ともいわれる。

 梅雨時に彩りを添え、
観光の目玉の一つとして
「あじさい祭」を行う寺も
全国各地にある。

 祭りに茶道のお手前
や古い書物など寺宝を
披露する古寺もある。

 京都の三室戸寺では
50種・1万株のあじさいが
咲き乱れ、幻想的な
ライトアップで知られる。

 梅雨時のあじさい祭り
  古寺に彩りを添える


 明月院(鎌倉)  



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