開基と開山
「開基と開山」どちらも、
お寺の始まり・創始に関わる。
一般的には、開基は
創始を決意し、必要な
経済的支持を整える。
開山はその支持のもと
お寺を開き創始する。
例えば、禅宗の円覚寺(鎌倉)
では、開基は鎌倉幕府・北条
時宗、開山は無学祖元。
開基が開山を迎える
場合、開山は迎えられた
僧侶、即ち、初代住持職
を指すことも多い。
開基の経済的支持には
時の権力者・地元の実力者・
帰依者による土地、資金、
居宅なども含まれる。
武田信玄の菩提寺の
恵林寺は甲斐国守護職・
二階堂道蘊が氏邸を提供。
開山も様々ある。
地蔵院(京都)の夢窓国師
の名前だけ借りる勧請開山。
大乗寺(石川)の徹通
義介(永平寺の第3代)
による曹洞宗改宗に
伴う中興開山もある。
お寺の始まり・創始事情
開基と開山を知る
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