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芭蕉と金福寺・明照寺


 京都・金福寺(こんぷくじ)は
864年(貞観6年)安恵僧都が
慈覚大師・円仁の遺志により
創建したと伝わる。

 白砂にサツキの枯山水の
庭園の東の高台に茅葺き屋根
の「芭蕉庵」がある。

 三畳台目の茶室で芭蕉と
親交を深めた鉄舟が名付けた
庵と云われる。

 荒廃後、芭蕉を敬慕する
与謝蕪村とその一門により
再興されたという。

 一方、滋賀・明照寺
(めんしょうじ)は1393年
(明徳4年)本願寺5世・綽如
の弟子の祐海により開山。

 芭蕉ゆかりの寺で知られる。
芭蕉は近江の地を愛し
近江に多くの門人がいる。

 その中に芭蕉十哲の一人の
彦根藩士・森川許六がいる。
14代住職・李由もまた
芭蕉に師事した俳人である。

 芭蕉の句碑がある「笠塚」
の土中には李由が芭蕉から
形見分けに貰った笠を
埋めているという。

 芭蕉が愛でた池泉回遊式
庭園は市の名勝である。

 俳聖・芭蕉ゆかりの寺
  金福寺(京都)・明照寺(滋賀)


 金福寺(京都)芭蕉庵



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