剣禅道場と芳徳寺
芳徳寺(ほうとくじ)は
奈良市柳生下町にある
臨済宗大徳寺派の寺院である。
芳徳禅寺ともいわれる
剣豪柳生一族の菩提寺である。
山岡荘八「春の坂道」
で知られる。
1638年(寛永15年)、
柳生但馬守宗矩が父・
石舟斎宗厳の菩提を弔う
ため創建したと伝わる。
寺号は石舟斎の法名
「芳徳院殿壮雲宗厳居士」
に由来するという。
開山は宗矩と親好篤い
沢庵和尚と云われる。
本堂には本尊・釈迦如来
坐像のほか、沢庵和尚坐像、
但馬守宗矩坐像、柳生家
代々の位牌を祀る。
宮本武蔵が訪れたという
柳生道場では柳生宗矩長子
三厳(通称十兵衛)が1万3千人
の門弟を錬成した云われる。
今、柳生十兵衛の弟・友矩
の邸宅跡に剣道と座禅の道場
「正木坂剣禅道場」が建つ。
剣道に座禅の心を
取り入れた「剣禅一如」の
柳生新陰流道場である。
柳生新陰流道場
「剣禅一如」の芳徳寺
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芳徳寺(奈良) |
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