能と鞍馬寺
鞍馬寺(くらまでら)は
京都市左京区鞍馬本町にある
鞍馬弘教の総本山である。
寺伝によれば、770年、
(宝亀元年)唐招提寺の鑑真
の高弟・鑑禎(がんてい)が
創建したと伝わる。
鞍馬山の南斜面にあり
鞍馬は牛若丸(源義経)の
修行地として有名であり
能の「鞍馬天狗」でも知られる。
能の演目「鞍馬天狗」は
牛若丸伝承に題を採っている。
あらすじは次の通りである。
大勢の稚児を連れた僧の
花見の場に山伏が現れる。
山伏の不作法に憤慨し花見は
延期、僧たちは立ち去る。
稚児の一人である牛若丸は
残り、山伏と語り合う。
牛若丸の境遇に同情した
山伏は鞍馬山の大天狗で
あることを明かし姿を消す。
翌日、各地の天狗たちを
引き連れて大天狗が登場。
兵法の奥義を牛若丸に相伝する。
牛若丸が7歳から預けられ
修行したという東光坊跡に
義経供養塔がある。
牛若丸ゆかりの鞍馬寺
能「鞍馬天狗」にも
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鞍馬寺(京都)本殿金堂 |
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