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全国磨崖仏4体


 磨崖仏(まがいぶつ)は
自然の岩壁や露岩に造立
された仏像である。 

 京都府の笠置寺(かさぎでら)は
全山が花崗岩で古来から
巨岩信仰の対象である。

 本尊は高さ15mの岩に
彫られた巨大な弥勒磨崖仏。  

 奈良県の大野寺(おおのでら)は
宇陀川沿いの景勝地にある。

 宇陀川対岸の岩壁の弥勒
磨崖仏は光背13.8m、像高
11.5mの弥勒仏立像である。

 大分県の天念寺(てんねんじ)は
国東半島の六郷満山・中山
本寺の一つとされる。

 長岩屋川の川中にある
巨岩に磨崖仏がある。通称
「川中不動」と呼ばれる。

 不動明王(高さ3.23m)と
二童子(制多迦童子1.7m、
矜羯羅童子2m)の不動三尊。

 千葉県の日本寺(にほんじ)は
鋸山の南側斜面にある。
わが国の国号を冠する
関東最古の勅願所である。

 日本寺大仏は像高31m、
日本一の大きさという。
正式には薬師瑠璃光如来。

 自然の岩壁に磨崖仏
  巨岩信仰から本尊も


 日本寺(千葉)日本寺大仏



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