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西大寺の裸祭り


 お寺とお祭りは、古来
深い繋がりがある。全国で
多くの祭礼が行われている。

 地域に溶け込み地域の
一大イベントであることも多い。
そんな祭りの一つに岡山・西大寺
(さいだいじ)の裸祭りがある。

 裸祭りとしては岩手・
黒石寺の「蘇民祭」、大阪・
四天王寺の「どやどや」と共に
日本三大奇祭とされる。

 西大寺は高野山真言宗
の寺院である。JR赤穂線
「西大寺」駅より徒歩15分
ほどの所にある。

 裸祭りは会陽(えよう)
といわれる。会陽は修正会
結願行事の地域的名称である。
県の重要無形民俗文化財。

 毎年2月の第3土曜日
の夜に本堂の御福窓から
一対2本の宝木(しんぎ)
が投下される。

 裸男たちが宝木を激しく
奪い合い福男を競う。
その争奪戦は近年、死者を
出したほど荒っぽい。

 本堂は正面12間、側面
14間、会陽の宝木投下の
御福窓があり、裸祭りに
合わせた造りになっている。

 日本三大奇祭
  西大寺の裸祭り


 西大寺(岡山)本堂



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