子授け・安産祈願
兵庫県宝塚市の中山寺。
皇室、武家、庶民の安産
祈願の霊場として知られる。
世継ぎのない秀吉が
祈願し淀君が秀頼を授かる。
のち、秀頼は今の伽藍を
整備したと云われる。
幕末、中山一位局が
祈願し明治天皇を出産し
明治天皇勅願所となる。
一方、奈良市今市町の
帯解寺(おびとけでら)。
文徳天皇の皇后・藤原明子が
子に恵まれず、この地蔵に
祈ったところ惟仁親王(のち
の清和天皇)を懐妊、出産。
喜んだ文徳天皇は地蔵堂
などを建立。寺名を「易く帯が
解けた」意の帯解寺とする。
江戸時代、2代将軍・秀忠
の正室・お江の方に世継ぎがなく
本尊に祈願して竹千代丸
(三代将軍・家光)を懐妊。
家光も側室・お楽の方が
祈願し4代将軍・家綱を
懐妊、出産したという。
最近では美智子皇后、
雅子皇太子妃、三笠宮、
高円宮、秋篠宮などの
皇族が安産祈願を行う。
庶民から皇室まで
子授け・安産祈願
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帯解寺(奈良) |
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