奈良・山辺の道の3古刹
山辺の道(やまのべのみち)は
奈良盆地の東南・三輪山の麓
から東北部・春日山の麓
までの大和の古代道路である。
「日本書紀」にも名が残る
山辺の道に3つの古刹がある。
白毫寺(びゃくごうじ)は
真言律宗の寺院である。寺名は
仏の眉間にある白い巻毛の
「白毫」に由来する。
天智天皇の志貴皇子
の山荘を寺とし、その後、
叡尊により再興される。
正暦寺(しょうりゃくじ)は
菩提山真言宗の寺院である。
一帯は「錦の里」と呼ばれ
紅葉の名所として知られる。
菩提山は釈迦修行の聖地
に因む、鹿野園・誓多林・
大慈山・忍辱山・菩提山
という五大山の一つ。
長岳寺(ちょうがくじ)は
高野山真言宗の寺院である。
淳和天皇の勅願により
弘法大師・空海が大和神社
の神宮寺として創建した
のが始まりとされる。
創建当初からの鐘楼門は
上層に鐘を吊った遺構があり
日本最古の鐘楼門という。
古代ロマンの旅情をそそる
山の辺の道の3つの古刹
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長岳寺(奈良)鐘楼門 |
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