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風流な茶室


 茶室は茶道において茶事の
主催者が客を招き茶を出して
もてなす施設である。

 茶室は好みに任せて作った
家「数寄屋」とも呼ばれる。

 日本の歴史において、
茶室は特殊な位置を占め
最も日本的な建築でもある。

 書院風茶室もあるが
建物として独立した草庵風
茶室が一般的である。

 光悦寺(京都)は江戸最高
の文化人、芸術家の本阿弥光悦
ゆかりの寺で茶室も多い。

 境内には大虚庵、三巴亭、
了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、
騎牛庵、自得庵、それぞれ
趣の異なる7つの茶室がある。

 高台寺(京都)の霊屋の東
の丘に2つ茶室、天井が竹で
唐傘に似る「傘亭」、2階建て
茶室「時雨亭」がある。

 2つは伏見城からの移築で
土間廊下で繋がっている。
また、境内には大きな丸窓の
2畳の茶室「遺芳庵」もある。

 等持院(京都)の西庭には
芙蓉池に蓬莱島を浮かべ
池北西には将軍・足利義政が
築いた茶室「清蓮亭」が佇む。

 茶道文化と風流な茶室
  草庵風茶室の日本的佇まい


 等持院(京都)茶室「清蓮亭」



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