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古寺にまつわる動物


 「牛の引かれて善光寺参り」
の善光寺の「牛」のように
境内には古寺にまつわる
動物をよく見かける。

 建仁寺の塔頭の一つの
禅居庵の摩利支天堂は
摩利支天像を祀る。

 摩利支天は三面六臂で
七頭の猪に乗る。「猪」が
神使とされ猪像がある。

 奈良の信貴山真言宗の
総本山・信貴山玉蔵院。
 
 聖徳太子が毘沙門天を
感得したのが寅の年、寅の日、
寅の刻とされ「寅」がシンボル。
大きな張り子の寅がある。

 東京・炎天寺の境内に
「蛙」のオブジェが多数ある。
俳人・小林一茶が訪れ
蛙合戦を見物したという。

 その時詠んだ「やせ蛙
負けるな 一茶是にあり」
の句碑がある。毎年11月23日
「一茶まつり」を開催。

 京都・三室戸寺の「狛兎」、
「狛牛」。三重・金剛證寺の
「福牛」、「智慧虎」のように
本堂前の左右の例もある。

 境内で何気なく見られる
動物にも関心があると面白い。

 古寺にまつわる動物
  ゆかり、由来、由縁を知る


 炎天寺(東京)蛙



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