高雄山と成田山の接点
高雄山は京都。
成田山は千葉にある
成田山新勝寺である。
高雄山の中腹に
神護寺(山号:高雄山)
という山岳寺院がある。
神護寺は空海が唐から
帰国後滞留し真言宗の
基礎を築いた所される。
939年(天慶2年)関東
の武将・平将門の乱勃発。
鎮静化のため朱雀天皇の勅命で
寛朝僧正が関東に下る。
この際、僧正は神護寺
の空海作の不動明王像を
捧持し大阪から海路で
房総半島に向かう。
護摩祈祷により鎮静。ここに
不動明王を祀る堂を建立したいう。
これが成田山の開山となる。
「また新たに勝つ」と
新勝寺としたとされる。千葉と
いう都心から離れた立地は
海路からの上陸にある。
不動明王信仰の隆盛。
歌舞伎・市川團十郎の
「成田屋」人気などの
大衆化もあり大寺に発展。
高雄山と成田山
地域と歴史の架け橋
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成田山(千葉)光明堂(旧本堂) |
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