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京都・奈良の尼門跡


 尼門跡(あまもんぜき)は
御所など特別な名称があり
御所としての品格が漂う。

 門跡は皇族・貴族が
住職を務める寺院である。

 その中で、尼門跡は
皇女や貴族の息女が
住職の場合をいう。

 宝鏡寺(京都)は
後水尾皇女・久厳尼
入寺以来尼門跡となり
「百々御所」と呼ばれる。

 霊鑑寺(京都)は
代々皇女が住職を務め
「谷御所」と呼ばれる。

 曇華院(京都)は
「竹御所」、三時知恩寺
(京都)は「入江御所」と
呼ばれる。

 京都ばかりではなく
奈良の法華寺の光明
皇后ゆかりの尼門跡は
「氷室御所」と呼ばれる。

 宝鏡寺は皇女へ寄贈の
人形が保管されており
「人形寺」でも親しまれる。

 霊鑑寺は御所人形の他
香炉など皇室の寺宝が多い。

 御所の品格「尼門跡」
  気品ある御所人形も


 宝鏡寺(京都) 人形塚



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