京都の有名寺院、
日本を代表する観光地の
一つでもある「金閣寺」。

　金閣寺は通称名で
正式には鹿苑寺という。

　実はその金閣寺は
相国寺の塔頭寺院である。

　塔頭とは何か？

　先ず「たっちゅう」と読む。
難しい読み方だ。

　塔頭は高僧の死後、
弟子が師の塔（墓塔）を
守ることに由来する。

　塔の中の首座、又は
塔の頭（ほとり）で守る
との語源説がある。

　転じて寺院の敷地内
（山内）の高僧の住房や
庵居等からの子院などをいう。

　例えば、大徳寺の山内
にある塔頭寺院「高桐院」は
大徳寺の子院である。

　しかし、金閣寺は
相国寺の敷地内（山内）
にはない。このような
場合は山外塔頭という。

　因みに金閣寺も銀閣寺も
臨済宗相国寺派である。

　金閣寺も銀閣寺も
　　相国寺の山外塔頭

　

金閣寺（京都）書院