神門と随身門
神門(しんもん)は神社に
設けられる門である。
随身門(ずいしんもん)は
随身の姿の守護神像を
左右に安置した神社の門。
随神門とも書かれる。
神門は寺院の山門、
随身門は仁王門に当たる。
随身は平安時代以降、
貴族の外出時に警護のために
随従した近衛府の官人。
その随身が転じて主神に
従い守護するという意味で
随神となったともいわれる。
随神像は左右大臣、
向かって左に豊磐間戸命、
右に櫛磐間戸命が多い。
大國魂神社(東京)の
門は高さ8.5m、幅25m。
木造としては極めて大きい。
表面には随神像。
後面には恵比寿大國。
なお、日枝神社(東京)は
後面は神猿像。
金沢神社(石川)は
藩校明倫堂の鎮守社。
神門は随身門と呼ばれる。
兼六園入り口「随身坂」
の地名の由来でもある。
神門と随身門
守護神像の有無
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金沢神社(石川)・随身門 |
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