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神使3 兎と亀


 岡崎神社(京都)周辺は
かって野兎の生息地。
多産な兎は古くから氏神
の神使いと伝えられる。

 境内には「狛兎」、「金運
招き兎」など兎像がある。

 三尾神社(滋賀)の祭神・
三尾明神は卯の年・卯の月・
卯の日・卯の刻、卯の方
より出現という伝承がある。

 そのため兎は神使とされ
拝殿の前の「めおと卯」など
兎像などが至る所に置かれる。

 調(つき)神社(埼玉)は
地元では「つきのみや」と  
呼ばれ、兎が神使である。

 一方、松尾大社(京都)は
亀が神使とされる。

 松尾山の谷から不思議な
亀が現れ、天皇は「嘉瑞なり」
と「和銅」から「霊亀」へと元号を
改めたとの伝承がある。

 神使の「亀」として撫で牛
ならぬ「撫で亀」がある。

 境内の湧き水「亀の井」を
醸造の際、元水とすると酒が
腐らず良い酒ができるという。

 醸造業者から酒の神
として信仰されている。

 神使の兎と亀
  古来より信仰の源泉  


 三尾神社(滋賀)・めおと卯



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