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力石とさざれ石


 力(ちから)石は力試しに
用いられる大きな石である。
盤持石などとも呼ばれる

 さざれ石は小さな石
(細石)が長い年月をかけて
大きな岩の塊に変化したもの。

 力石による力試しは全国
各地で普通に行われていた。

 成子天神社(東京)に7個の
力石(区の有形民俗文化財)
がある。毎年例祭に村の
若者が力くらべをしたという。

 河津八幡神社(静岡)には
相撲の「河津掛け」を編み
出した河津三郎が鍛練に
使ったという力石がある。

 さざれ石は日本の国歌
「君が代」の「さざれ石の
いわおとなりて」という歌詞
で知られる。

 溶解した石灰石が多く
の小石を集結し石の塊に
変化た石灰質角礫岩で
おめでたい石とされる。

 下鴨神社(京都)、武田神社
(山梨)、熊野大社(島根)など
全国各地の神社でみられる。

 大御神社(宮崎)の
さざれ石は周囲30m、高さ
4mあり日本最大級という。

 力石とさざれ石
  力試しの石と「いわお」となる石  


 大御神社(宮崎)・さざれ石



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