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権現造


 権現造(ごんげんづくり)は
本殿と拝殿の2棟を一体化し
間に「石の間(いしのま)」を設ける。

 「石の間造」とも呼ばれ
平安時代に、北野天満宮
(京都)で始まったとされる。

 江戸時代に、東照
大権現(徳川家康)を
祀った東照宮で採用。

 東照大権現の名をとり
「権現造」と呼ばれる。

 北野天満宮(京都)は
拝殿13間、石の間7間、
本殿5間と石の間が広い。

 日光東照宮(栃木)は
拝殿9間、石の間3間、
本殿5間の割合。

 石の間は北野天満宮
のように古式では石敷
であるが、板敷が多い。
なお、日光東照宮は畳敷。

 幣帛を奉る社殿を幣殿
(へいでん)という。

 権現造では「石の間」を
幣殿とし、本殿、弊殿、拝殿を
セットとすることが多い。

 妙義神社(群馬)は本殿、
幣殿、拝殿とする代表的な
権現造である。

 東照大権現から「権現造」
  石の間から幣殿へ  


 妙義神社(群馬)・権現造



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