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山王鳥居


 山王鳥居は明神鳥居
の上部に三角形の破風
(屋根)が乗った独特な
「かたち」をしている。

 山王信仰の中心である
山王権現(日吉大社)に因み
山王鳥居と呼ばれる。

 山王権現は比叡山に
最澄が天台宗を開宗の際、
比叡山の守護神として
鎮座したと伝わる。

 山王は唐の天台山の
守護神「山王元弼真君」に
由来するとされる。

 破風があることから
「破風鳥居」とも呼ばれる。

 また、笠木の上の中央に
棟柱を立て木材を合掌形に
組んでいることから「合掌
鳥居」とも呼ばれる。

 仏教の胎臓界・金剛界
と神道の合一を表している
ともされ、「神仏習合」の
象徴ともいわれる。

 日吉大社(滋賀)は
全国に約2,000社ある
日吉・日枝・山王神社の
総本社である。

 東京・赤坂の日枝神社
にも山王鳥居がある。

 山王信仰の山王鳥居
  明神鳥居に三角形の破風  


 日吉大社(滋賀)



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