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明神系・稲荷鳥居


 明神系・稲荷鳥居は
稲荷神社でよく見られる
明神鳥居である。

 柱頂に円形の蓋(ふた)状
の台輪(だいわ)が乗る鳥居は
「台輪鳥居」といわれるが
多くは台輪が乗っている。

 稲荷鳥居は「赤い鳥居の
おいなりさん」として親しみ深く、
身近な存在でもある。

 朱色は生命の躍動を
表し災いを防ぐ呪術的な
魔除けの意味がある
といわれる。

 また、朱(あけ)は明るい
希望を連想させるともいう。

 朱色は火や太陽の
象徴で生命や大地の
力を持って稲荷神の御霊
の働きとするなど諸説ある。

 朱色の原料は辰砂
といわれる水銀が使われ
防腐効果があるとされる。

 稲荷鳥居の多くは
「亀腹」(かめばら)と
呼ばれる台石の上に立つ。

 亀腹は鳥居の柱脚部に
漆喰などで固めてまんじゅう形に
造ったものである。

 明神系・稲荷鳥居
  赤い鳥居のおいなりさん  


 高橋稲荷神社(熊本)



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