因幡の白兎（いなばの
しろうさぎ）は古事記
では「稲羽の素兎」と
表記された神話である。

　白兎が淤岐島（おきのしま）
から稻羽へ和邇（ワニ）の
背で渡ったが和邇に毛皮を
剥ぎ取られて泣いていた。

　そこへ通りがかった
大穴牟遲神（大国主神）に
助けられたという神話である。

　真水で体を洗い蒲（がま）
の穂を敷きその上を転がり
花粉がつけば治ると教えたという。

　兎は八上姫（やがみひめ）
との結婚を予告する。

　白兎（はくと）神社は
鳥取県鳥取市の白兎海岸
沿いにある。

　主祭神は白兔神。神話
の「因幡の白兎」とされる。

　近くに、兎が傷口を洗い
治療したという「御身洗
(みたらし)池」がある。

　皮膚病に霊験あり
医療の神との信仰がある。
　
　大国主命はその後
八上姫と結婚し「縁結び
の神」としても知られる。

　因幡の白兎
　　白兎を祀る「白兎神社」　　

白兎神社（鳥取）・拝殿