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蛭子神話


 蛭子(ひるこ)は日本
神話に登場する神。水蛭子、
蛭子神、蛭子命ともいわれる。

 古事記では伊耶那岐命
と伊耶那美命との間に
生まれた最初の神。

 女神の伊耶那美命が
男神の伊耶那岐命に
先に声をかけたため
不具の子に生またという。

 そのため葦の舟に入れ
海に流したとされる。

 日本書紀では3歳に
なっても脚が立たないため
天磐櫲樟(あめのいわくす)船
に乗せて流したとある。

 蛭子神が流れ着いた
との伝説は日本各地にある。
その1つに摂津国西の浦
(現在の兵庫県西宮)がある。

 地元の人々が「夷(えびす)
三郎」と呼んで育て、のちに
戎大神(えびすおおかみ)
として祀ったという。

 西宮神社(兵庫)は
社伝によれば、漂着した神を
祀ったのが創始とされる。

 今では日本に3000社程
あるという「えびす宮総本社」
として全国的に知られる。

 不具の子「蛭子」
  「えびす神」として祀る  


 西宮神社(兵庫)・社殿



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