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謡曲と関蝉丸神社


 関蝉丸(せきせみまる)
神社は滋賀県大津市にある。

 上社(旧称・関大明神
蝉丸宮)と下社(旧称・関
清水大明神蝉丸宮)からなる。

 822年(弘仁13年)、
小野岑守が逢坂山の山上
(上社)と麓(下社)に創建
したのに始まると伝わる。

 逢坂峠の道祖神として
上社に猿田彦命、下社に
豊玉姫命を祀ったという。

 盲目の琵琶の名手・
蝉丸が逢坂山に隠棲、
死後祀られ「歌舞音曲の
神」としても信仰される。

 境内に音曲芸道祖神
「蝉丸」の碑が建つ。

 蝉丸は平安前期の
歌人で「知るも知らぬも
逢坂の関」という百人
一首の作者で知られる。

 生没年など定かで
ないが、宇多天皇の皇子
敦実親王の雑色とも醍醐
天皇の第4皇子ともいわれる。
 
 蝉丸は謡曲でも
語られる。盲目のため
逢坂山に捨てられた
蝉丸の物語である。

 謡曲と関蝉丸神社
  音曲芸道祖神「蝉丸」  


 関蝉丸神社(滋賀)・下社拝殿



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