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山上他界と山岳信仰


 古来より、日本には
人が死んだ時、その魂が
「山」に行くという「山上
他界」の信仰がある。

 一方、山岳信仰は
自然崇拝として「山」を
神聖視し崇拝の対象と
する信仰である。

 山上他界と山岳信仰が
結びつき日本固有の神道も
生まれている。

 富士山、立山、白山の
日本三霊山はじめ全国各地
の「山」を拝する神社も多い。

 岩木山の岩木山神社
(青森)、出羽三山の出羽
三山神社(山形)。

 日光三山の日光二荒山
神社(栃木)。大山の大山
阿夫利神社(神奈川)。
 
 三輪山の大神神社
(奈良)、伯耆大山の大神山
神社(鳥取)、霧島山の
霧島神宮(鹿児島)など。

 古来の山岳信仰とは異質
ではあるが、穂高岳を神体山
とする穂高神社(長野)もある。

 上高地に奥宮、奥穂高岳
山頂に嶺宮があり、安曇野に
本宮(里宮)がある。

 山上他界と山岳信仰
  「山」を崇拝する神社  


 穂高神社(長野)・本宮拝殿



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