人神信仰
人神信仰は人が神になる
人神(ひとがみ)信仰である。
人神は大きく分けて2つある。
1つは菅原道真の天満
大自在天神にみられる怨霊を
鎮めるために祀る人神。
2つは豊臣秀吉の豊国
大明神(豊国神社・京都)
にみられる功績を後世に
伝えるために祀る人神。
前者には崇道神社(京都)、
崇道天皇社(奈良)の桓武
天皇の実弟・早良親王。
(怨霊を鎮めるため天皇を追称)
上・下御霊神社(京都)、
の伊予親王、藤原大夫人、
橘逸勢などの8柱などがある。
後者には久能山東照宮
(静岡)、日光東照宮(栃木)、
日吉東照宮(滋賀)の徳川
家康(東照大権現)。
藩祖を祀る神社として
青葉神社(宮城)の伊達政宗、
山内神社(高知)の山内一豊、
照国神社(鹿児島)の島津斉彬。
松陰神社(東京)の吉田松陰、
井伊神社(滋賀)の彦根藩主・
井伊家などもある。
靖国神社(東京)や全国の
護国神社もこの分野にある。
人が神になる人神信仰
怨霊を鎮める、功績を伝える
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豊国神社(京都)・唐門 |
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