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古神道と磐座


 磐座(いわくら)は古神道に
おける岩に対する信仰である。

 古来より、日本では
自然崇拝のなか、岩その
ものも磐座とされ磐倉、
岩倉ともいわれる。

 ご神体である磐座から
神が降臨しその依り代を
祭祀する神事も行われた。

 岩上神社(兵庫・淡路島)は
本殿左手に磐座があり
巨大な石が並ぶ巨石信仰
の神社で知られる。

 当磐座は古くより
神聖視され、なかでも「神籬岩
(ひもろいいわ)という巨石は
高さ12m、周囲16mある。

 神の降臨を待って
祭りを行なう。「ひもろぎの
お岩さま」とも呼ばれる。

 渭伊(いい)神社
(静岡)は大河ドラマ
「おんな城主 直虎」で
知られる龍潭寺近くにある。

 本殿背後に「天白磐座
遺跡」がある。40m、四方
にわたり巨石が散在。

 古墳時代前期の4世紀
後葉から平安時代を通じて
の祭祀遺跡とされる。

 古神道と磐座
  古代祭祀「磐座」信仰  


 岩上神社(兵庫・淡路島)・磐座



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