神仏習合の竹生島
竹生島(ちくぶしま)は
琵琶湖の北部に浮かぶ島。
古来から信仰の島である。
島には都久夫須麻神社
(つくぶすまじんじゃ)と
宝厳寺の2つの社寺があり
神仏習合の島で知られる。
都久夫須麻神社は
459年(雄略天皇3年)、
浅井姫命を祀り、竹生島
明神と呼ばれる。
平安時代末頃から
浅井姫命は弁財天と
同一とされ竹生島弁財
天社ともいわれる。
厳島神社と江島神社
と共に「日本三大弁才天」
の一つに数えられる。
宝厳寺は奈良時代、
行基が創建したとされる。
本堂に弁才天を祀る。
観音堂に千手観音を祀り
西国三十三所観音霊場
30番札所でもある。
明治の神仏分離令に
より廃寺の命令が下る。
しかし、全国信者の
強い要望で本堂の建物
のみを神社に引き渡すこと
により難を逃れたという。
神仏習合の竹生島
都久夫須麻神社と宝厳寺
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都久夫須麻神社(滋賀)・本殿 |
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