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大直禰子神社と観音立像


 大直禰子(おおたたねこ)
神社(奈良)は大神神社の
摂社。大神神社境内にある。

 主祭神の大直禰子命
(おおたたねこのみこと)は
大物主大神(大神神社の
祭神)の孫神である。

 通称「若宮さん」と
呼ばれ親しまれている。

 崇神天皇の勅により
大神神社の祭祀を司った
神主であり、三輪氏の
始祖として崇敬される。

 神仏習合時代には
「大御輪寺」と呼ばれ
三輪明神の神宮寺であった。

 一方、聖林寺(奈良)は
国宝の十一面観音立像を
所蔵することで知られる。

 その国宝の観音立像は
大直禰子神社が神仏習合で
大御輪寺といわれた時の
本尊であったとされる。

 明治の神仏分離の
廃仏毀釈で聖林寺へ
移されたといわれる。

 三重塔は破壊されたが
社殿は入母屋造、本瓦
葺きの仏堂形式で残り
国の重要文化である。

 大直禰子神社の本尊
  国宝の観音立像、聖林寺へ  


 大直禰子神社(奈良)・社殿



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