室生龍穴神社と室生寺
室生龍穴(むろうりゅう
けつ)神社は奈良県宇陀市
の室生の地にある。
女人高野で知られる
「室生寺」の近くに鎮座する。
境内地奥に巨大な岩山
の洞穴に龍神が棲む
という「吉祥龍穴」がある。
8世紀、桓武天皇が
皇太子の時代、室生の
龍穴で病気平癒の祈祷を
行ったといわれる。
天皇は無事治癒し
勅命により創建された
のが室生寺と伝わる。
雨乞いの神事が催され
室生寺はそれを守る
神宮寺であったとされる。
主祭神は水を司る高龗神
(たかおかみのかみ)、又は
龍を使う女神「善女龍王」。
拝殿は室生寺の般若堂を
移築したものといわれる。
本殿は朱塗りの春日
造りの一間社。春日若宮社
の旧社殿の移築という。
室生龍穴神社から
室生寺の誕生。そこに
神仏習合の姿がみられる。
室生龍穴神社と室生寺
龍穴神事から「室生寺」
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室生龍穴神社(奈良)・本殿 |
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