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談山神社の十三重塔


 談山神社は奈良県
桜井市の多武峰にある。

 十三重塔は談山神社の
シンボルであり、また、当社
発祥の塔でもある。

 678年(天武天皇7年)、
定恵が中臣鎌足の遺骨を
摂津国から移し十三重塔を
建立したことに始まる。

 中臣鎌足は藤原氏の
祖である。定恵は鎌足の
長男(僧)で、唐から帰国後
塔を造立したという。

 680年(天武天皇9年)、
講堂(現在の拝殿)を建立。
「多武峯妙楽寺」と号する。

 701年(大宝元年)、塔の
東に鎌足の木像を安置する
祠堂(現在の本殿)を建立。

 十三重塔は木造では
現存する世界唯一とされ
国の重要文化財である。

 戦前には日本銀行券
の図案に採用されている。

 明治の神仏分離に
より、談山神社と改称。

 しかし、十三重塔はじめ
仏教建築は今も境内にあり
神仏習合が色濃く残る。

 談山神社の十三重塔
  神仏習合の原点  


 談山神社(奈良)・十三重塔



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