雪蹊寺と秦神社
秦(はだ)神社(高知)は
四国霊場33番札所の
雪蹊寺(せっけいじ)
の北東隣にある。
主祭神は長宗我部
元親公之霊である。
一方、雪蹊寺は
元親の菩提寺である。
元親の法名「雪蹊恕三」
から「雪蹊寺」と号する。
1615年(慶長20年)
大坂夏の陣により
長宗我部氏は滅亡。
土佐統治の山内家は
雪蹊寺に寺領100石を
下し香典とする。
1870年(明治3年)、
明治の廃仏毀釈により
雪蹊寺は一時廃寺となる。
1871年(明治4年)、
氏の子孫という島弥九郎
等が中心となり雪蹊寺跡に
隣接し秦神社を建立。
雪蹊寺にあった衣冠
束帯姿の元親木像を
神体として安置する。
社名は長宗我部氏が
中国秦王朝の始皇帝の
子孫とされる秦河勝の後裔と
称したことに因むという。
雪蹊寺と秦神社
廃仏毀釈の「寺」から「神社」
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秦神社(高知)・拝殿 |
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