御髪神社物語
御髪(みかみ)神社
(京都)は日本で唯一という
頭と髪の神社で知られる。
藤原采女亮(うねめの
すけ)政之を祀る。
政之について次の
ような伝承がある。いわば
「御髪神社物語」である。
政之は藤原鎌足の
末孫、亀山天皇の時代、
父・藤原基晴卿は宮中
の宝物係であった。
しかし、宝刀を紛失。
責任を感じた父は3男の
政之を連れて宝刀を探す
諸国行脚の旅に出る。
当時日本は蒙古軍の
襲来に備え下関に大勢
の武士が配置されていた。
そこで、発見の可能性を
求めて下関に居を構える。
政之は生計を助けるため
「髪結い」を始める。
その評判が良く、幕府
御用達の髪結師となる。
日本初の髪結業とされる。
その後、1961年(昭和
36年)、縁の深い亀山天
皇の御陵の近くの現在地に
御髪神社を創建したという。
御髪神社物語
日本初の髪結業
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御髪神社(京都)・鳥居 |
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