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白蚕と米沢


 藩政改革で知られる
上杉鷹山は養蚕と織物業に
力を入れ現在の「米沢織」
の基を築いたといわれる。

 白子(しろこ)神社
(山形)は712年(和銅5年)
創建と伝わる米沢の鎮守
の宮である。

 社名は桑林に蚕が生じ
桑を食べている様子が
白一色の見え、その光景に
由来するという。

 この地を白蚕(白子)村
と呼び、白蚕明神として
祀ったと伝わる。

 1238年(暦仁元年)、
領主・長井時広により
「置賜郡の総鎮守」とされる。

 以後伊達氏、「米沢城の
鎮守」として蒲生・上杉氏
からも崇拝される。

 神社の門前に「市」が
始まり、これが米沢の町の
発展に繋がったという。

 現在も残る粡町(あらまち)、
立町はこの門前市から
興った町といわれる。

 上杉鷹山は当社に倹約を
誓った「倹約誓詞」を奉納。
市の文化財となっている。

 白蚕明神の白子神社
  養蚕から米沢の発展へ  


 白子神社(山形)・鳥居



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