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菓祖神と饅頭まつり


 漢國(かんごう)神社は
奈良県奈良市漢国町
(かんごくちょう)にある。

 593年(推古天皇元年)、
勅命により大神君白堤が
園神(そのかみ)を祀った
のが創始と伝えられる。

 境内の林(りん)神社は
日本唯一の饅頭(まんじゅう)
の神社で知られる。

 中国から渡来し当社の
社頭に住居し、日本初の
饅頭を造ったという饅頭
の祖・林浄因を祀る。

 林浄因は中国の肉まんを
お供え用に小豆と甘葛で
味を調え小麦粉の皮に
包み蒸した饅頭を作る。

 「奈良饅頭」として
評判になり、後村上
天皇に饅頭を献上。

 1978年(昭和53年)、
菓祖神の田道間守が
合祀され、饅頭・菓子
の祖神として信仰される。

 4月19日「饅頭まつり」では
全国の菓子業者が神前に
自家製の銘菓を献上。

 神事のあと一般参拝者
にも無料の呈茶席がある。

 饅頭・菓子の祖神
  饅頭まつり「漢國神社」 


 漢國神社(奈良)・鳥居



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