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油座と離宮八幡宮


 離宮八幡宮は
京都府乙訓郡にある。

 859年(貞観元年)、
行教が宇佐神宮の分霊
奉安の帰途、山崎の津に
創建したといわれる。

 その後、対岸の男山に
移り石清水八幡宮が建立
される。そのため石清水
八幡宮の元社とされる。

 山崎の地は嵯峨天皇
の離宮跡であったことから
離宮八幡宮と呼ばれる。

 平安後期(貞観年間)、
神官が長木という搾油器を
発明し荏胡麻(えごま)油
の製油を始めた。

 当初は対岸の石清水
八幡宮の灯明用など
神社仏閣の燈明用油
として奉納された。

 次第に全国に広まり
製油発祥地とされる。

 朝廷より「油祖」の
名を賜り、荏胡麻の製油・
販売までを独占した
「油座」として栄えた。

 江戸時代、菜種油や
綿実油台頭まで荏胡麻が
主流であったといわれる。

 油座と離宮八幡宮
  製油の発祥地 


 離宮八幡宮(京都)・中門



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