オタマジャクシの起源
多賀大社(滋賀)は
古くから「お多賀さん」で
親しまれ、延命長寿、縁結び
の神として信仰されている。
多賀大社のお守りに
「お多賀杓子」がある。
元正天皇の養老年中、
多賀大社が天皇の病の
平癒を祈念したといわれる。
その際、神官が強飯を
炊き、シデの木で作った
「杓子」を添えて献上。
その甲斐あって、天皇
の病が全快。「杓子」は
霊験あらたかな縁起物
として信仰される。
当時の米飯は硬くて
パラパラしていため杓子は
掬うため窪みを持った
独特の形をしていたという。
縁起物「お多賀杓子」が
広く知られ、その形状から
「オタマジャクシ」の派生に
繋がったといわれる。
オタマジャクシは童謡
などでも歌い継がれ
その名は定着していく。
また、音符自体もオタマ
ジャクシといわれ、神社から
生まれた特異なネーミングとなる。
オタマジャクシの起源
お多賀杓子(おたがじゃくし)
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多賀大社(滋賀)・拝殿 |
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